テストに対する向き合い方
小学生の時のテストの点数の扱い方
小学生のテストは、単元ごとに実施されることがほとんどで
そのテストは最近まで学校の授業で扱っていた内容に関する問題で構成されています
小学生の場合、中学・高校生と違ってテスト勉強をがっつりするわけでもないですよね
学主塾に通っている小学生であれば、単元の内容に関する問題をたくさん解いていると思いますのでその中から同じような問題も多数出題されるでしょう
皆さんは小学生の時のテスト何点くらい取っていましたか?
記憶が薄れた頃に実施されるわけではないはずですので、学校の授業をしっかり聞いていれば解けるくらいの難易度の問題ですが
毎回100点を取れていたでしょうか?
もちろんテストの点数が全てではないことを理解した上でこの後のお話を進めますね
私は小学生の時、100点を取れないテストはたとえ95点でも嬉しくありませんでした
95点でがっかりするか、大満足だと喜ぶかは
テストを持ち帰った時の親の反応によると思います
子供は意外と単純です
70点のテストを持ち帰ってきた子供に対して「お〜すごいじゃん!」「まあまあできてるじゃん!」という言葉をかけた場合、子供は「これでいいんだ!」と思うに決まってます
たとえば大人だと
健康診断後、血液検査の結果に書いてある数値だけを見ても、その数値が良いのかどうかは医療の知識がある人にしかわかりませんから、大抵は医師の言葉を信じますよね?
もし、異常数値が出ていたとしても医師に「問題ありません」「健康です」と言われたら
おそらくその人は健康習慣を見直すことも、数値が改善れるまで治療を受けることもしないと思います
子供も同じく
70点で間違えている問題があったとしても「よくできている」と言われた瞬間
間違えた問題を見直すこともしませんし、できるまで復習することもありません
たった一言で、人の考え方は変わってしまうんです
忙しい中、子供のテストに毎回構ってられないという人は多いと思います
隣につきっきり出なくて良いのでかける言葉を少し変えてみるだけで、子供の意識も変わるはずです
小学校6年間でテストに対する向き合い方は決まってきますので大事な時期になります
お子さんがいる方は、今の自分の対応について考えてみてください
テスト返却後
それではテスト返却後はどうしてあげるのが良いのでしょうか
100点だった場合
私の場合、親は、100点を取るのが当たり前という考えだったので特に褒めたりしていなかったようです
ですが、子供が100点だったことを喜んで報告してきた場合には大袈裟にならない程度に褒めてあげるのが良いと思います
子供だって、大人だって褒められたら嬉しいんです
嬉しかったら、また次も褒められたいと思うはずです
その気持ちがお子さんの勉強への意欲につながります
100点ではなかった場合
私の親がテスト後に言っていた言葉ですが
「わからないところ見つかってよかったね〜ラッキーじゃん!」
この言葉をかけてあげることです
子供は点数が悪かった時、多少は落ち込んでいる気持ちやマイナスの感情が生まれているはずです
まずはそこをプラスに変えてあげましょう
小学生の時にはこの言葉の意味をしっかり理解できないと思います
ただ、この言葉が頭のどこかにある状態で中学生になり、定期テストで点数が悪かったとしても
この経験を次に活かそうという意識に変換することができるようになります
そして必ず、間違えた問題の解き直しをしましょう
解き直ししやすい教科は算数ですね
計算問題などは、家庭学習用のノートに解き直しさせることを徹底します
漢字を間違えた時には、教科書や辞書を使って自力で調べさせる
できない時には答えを教えてあげるのではなく、調べ方を教えてあげましょう
小学生なんてほとんど全員、解き直しなどしたくありませんので嫌がります
そこは、お子さんの機嫌を伺いながらうまく乗り気にさせてあげてください(←ここが一番難しいです)
あくまでも私の意見になりますが、テストの点数に対するご褒美はあまり良いものだとは思えませんが、解き直しをした努力に対するご褒美は良いのではないかと思います
ご褒美と言っても何かを買い与えたり、おこづかいをあげたりするのではなく
「解き直しをしたらゲームをして良いよ」「解き直しをしたらYouTube見て良いよ」「解き直しをしたらお菓子食べても良いよ」と言ったプチご褒美くらいがちょうど良いのではないでしょうか…
親の学力と子供の学力
「答えがわかっている英単語100問テストを、2週間後に実施します」
このテストを実施して満点を取れる中学生は何人いるでしょうか
塾講師として多くの中学生を見てきましたが、おそらく100人中5人程度だと思います
1〜3問のスペルミスこのくらいであれば許容範囲でしょう
ただ答えがわかっているにもかかわらず、90点台に到達しない人は続出します
このような中学生に「勉強した?」と聞くと「勉強したよ〜」「まあちょっとは勉強した〜」
と言った返事が返ってきます
それを聞いて私は正直「答えわかってるのに満点近い点数取れないなら、そりゃ勉強してないだろ〜〜」
って思ってしまいます
でも「勉強した」かどうかは人それぞれの「感覚」でしかないので、なかなか変えることは難しいんです
この「感覚」が学力の差に大きく反映されてきます
その「感覚」こそ親から受け継がれるポイントだと思います
確かに親の学力が高ければ、子供の学力も高くなりやすいと思います
遺伝か、教育の質か…そんなことではなく
この「感覚」にかなり左右されているように思います
何事に対しても、どこでOKとしているかです
子供は小さな頃からこの「感覚」を親から敏感に感じ取って成長しています
大人がまずは意識を変えましょう
その後に子供です
「勉強した!」の感覚の違いについての記事もアップしているので、気になる方はお読みください!
この記事を読んでくださった人へ
子供は思っている以上に大人のことをみてます!みてます!みてます!
本当に!
現在子育て中、または将来子育てをする予定があるのであれば
今のうちに自分自身の行動を見つめ直してみましょう
子供には自分のように育って欲しいですか?
ダメだと思うところがあるのであれば今のうちに改善しておく必要がありそうですね
今後の人生で一番若い瞬間は「今」です!「今」から自分を変えましょう!