反復学習の重要性
「エビングハウスの忘却曲線」
1度は聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか
簡単にいうと、勉強して覚えたぞ!と思った時点での暗記量を100%とした場合
20分後にはそのうちの約42%を忘れ、1時間後には約56%忘れ、1日後には……と、何もしなかった場合とんでもないスピードで忘れていってしまうというもので
復習をして同じ学習を繰り返していくと、この忘れるスピードをゆっくりにすることができるというものです
つまり、復習をちゃんとすれば知識として定着させられるよというお話です
(今回は、これについて詳しく触れるのはやめておこうと思いますので、詳しく知りたいなという人は、ぜひ検索してみてください)
このお話は確かにその通りだと思いますが
これを理解した上で実際に自己学習の中に反復学習を取り入れられている人はどのくらいいるのでしょうか?
もしかすると、あなたはもったいない勉強をひたすら続けているかもしれませんよ
定期テストに限って考えると…
中学生・高校生において定期テストに向けての勉強が学習の中心になると思います
定期テストの勉強をするとき
「できるのであれば長期記憶として残る勉強をしたい」こう考える人が多いはずです
受験を意識した勉強という意味では確かにその通りですが
定期テストで点数を取るための勉強で、その考えを優先してしまうと、失敗する可能性が高くなります
定期テストで点数を取りたいのであれば
まずは「質より量」を意識しましょう
闇雲に長時間勉強するというのは効率が悪いですし
テスト勉強期間でもしっかり自由時間を確保したいのであればやめたほうが良いです
ではどのように時間を掛けずに量を増やすのでしょうか?
テスト勉強の中で、実際に問題を解いての勉強はかなり優先度の高い勉強ですよね
学校指定のワークを解いたり、教科書内の問題を解いたり、本屋さんで買った問題集を解いたり…
このような参考書を使ってする勉強を少し工夫してみて欲しいのです
以下ではその方法をお話します
勉強の量を確保するとは?
問題数を増やす
私が言っている勉強の量の考え方はとはどのようなことか、結論から言うと
①「1日でp1〜p10の問題を解く」 → 「1日でp1〜p20の問題を解く」というように2倍するのではなく
②「1日でp1〜p10を2回解く」このように2倍して欲しいのです
初めて見る問題を解く時にはすごく時間がかかります
ただ、1度解いたことがある問題であれば、そりゃ短時間で解き終わります
どのくらい時間に差が出るかというと、1回目に30分かかったのなら2回目は5分くらいで終わります
「え、さすがにそんなに速く解き終わらないでしょ」と思った人
2回目もp1〜p10の問題全部解こうとしていませんか?
そ〜んなの時間の無駄です(自由時間が削られていくだけです…泣)
1回目の時に「解けなかった問題」「間違えた問題に」印をつけておくんです
印はなんでも良いですよ!★でも○でも✔︎でも、ペンで色をつけておくのも見やすいですね!
2回目はその印がついた問題だけ解けば良いんです
ここで「時間が経ったら忘れちゃうかもしれないから、解くのに時間がかかった問題とか、怪しかった問題も印をつけておこう」と思った人
それも勿体無いですね〜〜
まずは解けなかった問題優先です、そして自信がない問題を完璧にする作業はテスト直前で大丈夫ですので、一旦すっとばしておきましょう
私の感覚でお話をすると、①よりも②の方が1日の勉強時間は短くて済みますし、定着率も高いです
まずは「たくさん勉強する」の考え方が間違えていないか自分の勉強法を見つめ直してみてください
※ワーク・問題集はいつから、どのように解けば良いのかについては後日記事にしますのでお待ちください
教科数を増やす
もう一つ、意外とやりがちなミスが
「今日は数学を徹底的に勉強するぞ!」「今日はテスト範囲の英語の問題全て解くぞ!」
これです
この意気込みは素晴らしいです!
ですがちょっと考え方を変えられると、さらに良いです
どう変えて欲しいかというと
「30分〜1時間ごとに勉強する教科を変える」
特に「なかなか集中力が続かないんだよな〜」という人や「前日に勉強した事を覚えていられないんだよな〜」という人にはこれがおすすめです
例えば2時間の勉強時間が確保できるのであれば
英語→社会→数学 と3教科くらいに触れると良いです
1教科にかける時間はお任せしますが途中で教科が切り替わることで、脳もリセットされ集中しやすくなります
今の自分の勉強方法がうまくいっていない(点数が思うように取れない)のであれば、新しい方法を導入してみてください
常に新しいことを導入し、よかったところを取り入れる
新しい方法を試して、失敗することで自分には合わない勉強法というもの自ずと見えてくるものです!
- 勉強方法を模索中
- 自分の勉強のどこが悪いのか分からない
- えんぴつ丸に聞いてみたいことがある
という方は、ぜひ「お問合せ」からご連絡ください
今後の人生で一番若い瞬間は「今」です!「今」から自分を変えましょう!