進学時に立ちはだかる壁
高校進学や大学進学時には、その進学先を選択する理由というものが必要になってきます
高校進学時であれば
- 国公立大学への進学率が高い
- 〇〇部が強い
- 自分の学力的に丁度良い
- 家から近い
- 友達が多い
- 制服がカッコ良い・可愛い
このような理由で進学先を決める人も多くいるでしょう
しかし、大学進学となればそうもいきませんよね?
- 将来どんな職に就きたいのか
- どんなことを学びたいのか
- どんな専門分野に進むのか
- 進学したい学部のある大学はどこか?学費は?
- 実家から通う?一人暮らしをする?
大学進学のときにはこのようなことを考える必要があるでしょう
しかし、大学進学を考えている人にとって、進学先を考え始める時期はいつかというと、高校入学後すぐです
つまり、中学を卒業して時間が経たないうちにこのようなことを考え始めます
今回はこのような現状も踏まえて、私自身の実体験をもとに「将来の夢・目標の考え方」「将来どのような道に進むのか」についてお伝えします
やりたいこと・なりたいものが決まらない人は、まずこれをしてみてほしい
決まらなくても良いの?
「将来について考えたいけど、将来どのような職業に就きたいかはわからない」
以下のような状況からしか判断できませんし、統計的にアンケートをとったわけでもありませんが実際にこのような人は多いと思います
- 実際に自分が中学生・高校生の時の周りの友達の状況
- 今現在、塾講師をしていて感じる状況
実際に将来やりたいことが決まっていなくても大学進学は可能ですし、良い学歴を手に入れることは可能です
なので、必ずしも中学生・高校生の時に完全に将来について決まらなくても大丈夫です
しかし、やりたいことが決まらずに「大学4年間で考えよう」「大学で勉強してればきっとやりたいことが見つかるはず」という考えで大学進学をし、結局大学卒業までにもやりたいことが見つからず、とりあえずで就職したり、大学を休学したりしてきた人を何人も見てきました
なので「決まらなくても良いから、考える」「現状を知る」ということだけはしておいてほしいと思います
何を考えれば良いか
まず初めに考えてほしいことは
「自分が知っている職業の中で、なりたくないものは何か」です
やりたいことはなくても、やりたくないことは必ずあるはずです
この時点で1つもやりたくないことが見つからない人がもしいるなら、その人は将来どんな職業でも不満なく働くことができると思いますので、将来についてそんなに心配する必要はないでしょう
例えば、学生にとって身近な職業といえば「教師」があると思いますが「教師」という選択肢は自分の中にあるのでしょうか?
この時点で、無数にある選択肢の1つが「あり」「なし」のどちらかに振り分けられましたよね!
このように知っている職業について「あり」かな?「なし」かな?と考えてみてください
「あり」に分類されたものについては今後色々な情報を得たり、経験を積んでいくにつれて「なし」になったり、逆に「あり」の程度が大きくなったりと変化するでしょう
しかし「なし」に分類したものに関しては、無数にある選択肢から消すことができます
1つでも「なし」を見つけられた人は選択肢を絞れたと考えて良いと思います!
ただし、ここで「なし」に分類したものが「あり」に復活してくる可能性もありますので、定期的にこの分類は見直すことをおすすめします!
何を知っている必要があるか
上で述べたような「あり」「なし」を振り分けるにあたって
「世の中にはどのような職業があるか」を知っている必要があります
この「職業」は日々変化しています
去年まであったはずの職業がなくなっていたり、今無い職業が来年には出てきていたりします
YouTuberは典型的な例ですよね!
あなたが知っている職業はいくつあるでしょうか
そして、それは世の中の職業数の何分の1でしょうか
その知っている職業の中からしか考えられないことは勿体無いので、まずどのような職業があるのかを調べてみてほしいです
〜調べ方がわからない方へ〜
おすすめの調べ方
①まずは、今知っている職業を挙げてみてください
例)「教師」「医師」「スポーツ選手」「タレント」
②それぞれの職業が大きくどのような職種にまとめられるのかを考えます
例)「教師」→ 教育関係
「医師」→ 医療関係
「スポーツ選手」→ スポーツ関係
「タレント」→ 芸能関係
③大きくまとめたものの後ろに「職種」や「職業」などとつけて検索してみてください
例)「教育関係 職種」「医療関係 職種」
④検索して出てきた職業のうち、自分の知らないものがあればその職業はどのようなことをするのか調べてみてください!
私の進路選択
私は薬学部を選択し、現在大学生をしています
「薬学部」を選択肢するに至った流れをご紹介します
まず、将来について考え始めたのは、中学3年生の時でした
志望校を選択するにあたって、「将来は何になりたいのか」と母に聞かれましたが「特に決まってない」状態でした
そこで知っている職業は少ないということに気付かされ、母と多くの職業について考えました
そこで母が挙げた職業の中に「薬剤師」があったものの、その時は気に留めていませんでした
高校入学後すぐにあった進路希望調査
つい最近まで、どこの高校に行こうかと考えていた私は大学のことなど全く考えていなく、大学の名前もほとんど知りませんでした
しかし、何か書かなければいけない
そんな時、同じクラスの友達にどんな大学を書いたのか聞いていると「薬剤師になりたいから薬学部のある大学かいた〜」と言っている人がいました
しかも、薬学部と書いている友達が2人も同じクラスに!
その時、母と話した時のことを急に思い出して「薬剤師良いかも」と思い始めました
その時はとりあえずで薬学部のある大学名をいくつか書きましたが、その後薬学部で学べること、薬剤師という職業について調べていくにつれて魅力的だと感じる気持ちが強くなっていき最終的に3年生になるまでその気持ちは変わりませんでした
こんな感じで私の薬学部進学が決定しました
ざっくりですが、流れはこんな感じでした!
ちなみに、その時同じクラスで「薬学部」を志望していた友達は、最終的に他の学部に興味を持ち、違う道に進んでいきました
いつ・どんなきっかけで、自分の興味が生まれるかわからないので日頃から色々なことにアンテナを張っておくことが大切ですね!
今後の人生で一番若い瞬間は「今」です!「今」から自分を変えましょう!