大学入試〜大学入学のスケジュール
私は推薦入試を利用して大学に入学したため、合格発表は年前(11月くらい)でした
早い段階で、推薦入試を受けることを決めていたため、部活動も長く続けましたし勉強を本格的に始めるのも遅かったです
推薦入試での受験が決まってからも、周囲の友達は受験勉強を加速化させていましたので私も一緒に勉強を続けていました
多くの模擬試験を受けたり、受講料のかかる補習などは受けませんでしたが
赤本を解いたり数学や物理、化学の問題集を解きまくったりと割と真面目に過ごしていました
大学の合格通知が届いた後に実施された高校最後の定期試験に向けての勉強は、気持ちに余裕を持って進めることができたため高校3年間で自己最高得点・自己最高順位でした
このように過ごしていた、合格発表〜大学入学までの期間ですが
その中でも特にやっておいてよかった勉強がありますので
薬学部高学年の私がお伝えしようと思います
実際にやってよかったこと
1.理科系科目の強化
まず、なんと言っても薬学部に必要な勉強は理科系です
化学・生物・物理全て必要となります
私は高校生の時、基礎化学・基礎生物・基礎物理・化学・物理は履修済みでしたが「生物」を履修していませんでした
これには理由があって、薬学部を目指すと決めた時点で化学・物理・生物全てが必要になることを言われていましたが、カリキュラムの関係で化学は必修ですが生物と物理は選択でした
そこで私は、物理を選択したと言うわけです
物理と生物を比較した時、私は生物の方が好きだし独学でも学びやすそうだと感じました
それに対して、公式などを使いこなして問題を解いていく物理に関しては誰かに教えてもらわないと難しそうだと感じたので、授業では物理を選択し大学入学前に独学で生物を学習しようと考えました
つまり、生物の知識が圧倒的に不足していたわけです
受験終了後、友達から生物の教科書・参考書・問題集を借りて、ひたすら教科書を読んで勉強しました
後にこの勉強が大学1年生での楽ちん生活につながりました
薬学部の1年生は教養科目として化学・物理・生物を高校の内容も含めて学びます
慣れない大学生生活を送りながら授業を受けるにあたって、もうすでに知っている・勉強しなくてもテストの点数が取れるなんてことは有利でしかありませんので、大学入学まで時間がある人は理科系科目の強化に努めてください!
2.数学「指数対数」の強化
1年生の時には数学の授業もありました
高校生の時に数Ⅲまで学習していれば簡単だと感じられる難易度でした
薬学部の中で数学が必要になる場面は、「分析化学」「物理化学」といわれる分野です
濃度を計算したり、薬の反応速度を計算したりする時には数学の計算力が必要となります
大学の試験だと関数電卓の持ち込みが許可される場合もあるそうですが、実際に国家試験を受験する時には電卓を使用しなくても解ける難易度の問題が出題されます
しかし、この問題も高校生で習う「指数・対数」の基本計算ができる前提なので苦手な人はこの単元を再復習しておくことをオススメします
ちなみに私は、この単元に関する練習問題が大学から宿題として送られてきたので学習しました
3.英語
学んでおくと良いことは高校英語の文法復習と長文読解練習
薬学部に入学しても、英語の講義はあります
私の大学の英語の講義は3年生までありましたが、医療に関係する英単語や薬局・病院でのシーンで使用しそうな英文について学びました
実際この「英語」の授業に関しては、薬や病気について学ぶ科目に比べると全く力を入れなくても単位が取れる程度の難易度でしたので、高校生まで学校で英語の授業を受けてきた人であれば問題ないでしょう
初めにも述べましたが、高校英語の文法復習はこのような講義に向けてやっておくと良いと言うレベルです
これに比べて私がおすすめすることは長文読解練習です
私が高校生の時に自分のスキルを高めておいてよかったと思うことはこれです
正直、英語が得意ではなかったので難しい文法問題や単語・熟語などを覚えることは苦痛でした
ただ、簡単な英文で良いので長文をサラッと読んで意味をなんとなく理解できる程度になっていると薬学部高学年になった時にそのスキルを発揮できる時が来ます
それは、研究を行うにあたって読むことになる英語の論文を読む時です
薬学に関連する論文なんか、ほとんど知らない単語ばかりなので最初は見ただけで「うわっ」となります
しかし、長文読解をすることに抵抗がなければすぐにすらすらと読み解くことができます
周りの友達を見ると、人によって論文を読むスピードにかなり差があることがわかりました
もちろん速く読んでいけた方が効率的に研究も進められますし、「嫌だ」と思わずに英文を読めれば精神的にも楽です
薬学部入学後は忙しい毎日で、講義内容以外の勉強をすることは難しくなるので時間がある時にやってみてください!
実際にやったけど必要なかったこと(もちろん無駄なことはありません)
数検の受験
数学が好きだったので高校3年の冬に「数学検定」を受験しました
当時高校生だったので、もちろん高校数学の知識の幅を広げることはできましたが
薬学部入学に向けては全く必要のないものでした
完全に自己満足でした
医薬品登録販売者の教材を使っての勉強
高校3年生の冬、推薦入試や専門学校への進学で受験を終えていた人がクラスに4人いました(私はその中の一人でした)
その4人の中の1人は医薬品登録販売者になるために専門学校への入学が決まっていました
医薬品登録販売者の資格は学歴・経験に関わらず受験可能な資格なので書店に参考書が売っています
その友達は参考書を買っていたためその参考書を見せてもらいながら私も一緒に勉強していました
今となってはその時勉強したことを1つも覚えていません
時がたったと言うよりは、薬学部で学んでいればそれより深く広い知識がつきます
私の場合は、医薬品登録販売者の試験勉強をしたからといって、薬学部での勉強が楽になったと感じることが少なかったです
高校時代に授業で薬理学や病態生理学を学んでいた人はおそらくいないと思いますので、入学前に独学で学ぼうとしなくても大丈夫です!
今後の人生で一番若い瞬間は「今」です!「今」から自分を変えましょう!