「ながら勉強」の猛者だった私は現在薬剤師!

中学生・高校生

どうせ勉強するなら、嫌な気持ちになるのは損!

 テスト前は学校でも部活動停止期間があったり、勉強時間が長くなりますよね。そして、多くの人はこの期間が憂鬱で仕方なく、「テスト期間早く終われーーー」と思うと思います。実を言うと私は「テスト期間終わるなーー」と思っていた変わり者なので、テストが終わった瞬間の一瞬の開放感を味わった後、無性に勉強したくなるという学生でした。この感覚は共感してくれる人がほとんどいません。笑
 要するにテスト勉強期間が好きだったのです。楽しかったんです。楽しんでいたんです。

 勉強時間が憂鬱ではなかった理由は勉強が好きだったからでも、頭が良かったからでもありません。「勉強」の中に楽しさを見出す努力をしていたからだと思います。「勉強した方が良い」ことや「勉強の質を高めた方が良いこと」「勉強時間を長く確保した方が良いこと」はなんとなくわかっている人が多いと思いますし頑張っていると思います。そもそも楽しくないことを頑張ることほどしんどいことはありません。

オススメしないけど私はこのおかげで勉強が嫌にならなかった!

 私がテスト期間苦痛を感じなかった一番の理由は、最強の「ながら勉強だったことだと思います。何をしながらだったかというと「YouTube」「ドラマ」「映画」「音楽」です。もうひどい時にはパソコンでドラマを観ながら、タブレットで音楽を流し、スマートフォンで友達とメッセージのやり取りをしながらと言う側から見たら意味の分からぬ状況で問題集を解き進めていたときもありました。この姿を見た母は「今何の最中?」と呆れて笑っていましたが、勉強が進まなくて困るのは私自身だし成績が取れなくて困るのも私自身なので特にとやかく叱ってくることもありませんでした。むしろ「何でそんな勉強の仕方で点数取れるんだか」と感心していたこともありました。
 ここで勘違いして欲しくないことは、「ながら勉強」なので最終的には勉強に集中している時間がしっかりあったと言うことです。ネットなどで「ながら勉強」は良くないという記事をたくさん見ていましたし、音楽などを流さずに勉強に集中することで効率よく定着をはかることが理想だと言うのも理解はできました、そもそも無音が苦手というか無音の時に微かに聞こえるノイズ(例えば、時計の秒針の音やエアコンの音、冷蔵庫の音など)が気になって仕方がない私にとっては音楽などが流れている方がマシだったのです。

「ながら勉強」のマイルール

 そんな「ながら勉強」の猛者だった私の中にも自分流のルールが存在していて、このルールこそ「ながら勉強」でも勉強に集中することができた要因だと思います。そのルールはたった一つ新しいものを観たり聴いたりすることはNGです。つまり、ドラマでも映画でも過去に一度観たことがあるものしか観ないと言うことです。やっぱり、新しいものを観ようとすると内容を理解するために気が取られてしまい結局映像の方に集中してしまいます。「ながら勉強」で結局大切なのは勉強に集中していると言うことなので、新しいものはNGなのです。逆に過去に見たことがある作品の場合、勉強に集中している間に映像が進んでいたとしてもその間の内容を知っているのでふと映像が気になったとしても観ていなかった時間の内容を補完することができます。
 それでも、新しい作品が観たい時もありますよね。映画やドラマでけではなくYouTubeの動画などは毎日にように新しい動画が更新されますし、観たいものが1つとも限らないと思います。私はそのようなものは休憩時間を決めて、がっつり観ていました。ただ、ここでもしっかりルールを決めて、ここまで勉強が進んだら休憩にしようというように、勉強内容によって区切りを決めていました。時間で区切って休憩を取ることはあまりしませんでしたね。

通学時間の「ながら勉強」

 学生時代の通学時間がとにかく長かった私は、バス・電車の中で勉強を進める習慣がついていました。そうしないと日々の宿題や課題すらこなせなかったので…。高校生の時、バスの中では宿題をできるだけ終わらせようとワークを広げて書き込んで問題を解きまくるほど通学勉強に全力を注いでいたわけですが、その時には「ながら勉強」というか「ダブル勉強」を行なっていました。その当時も音楽を聴きながらやYouTubeで動画を観ながらの通学をしていたのですが、究極に家での勉強時間を減らしたかった私は宿題と予習を同時に行なっていました。
 具体的に何をやっていたかというと、数学のワークを解きながら地理や世界史などの社会科系科目や化学・生物などの理科系科目の授業動画をYouTubeで聞き流すというものでした。聞き流す動画は真剣に見るわけではなく映像自体はチラ見する程度です。ここで観ていた動画の内容は予習単元でした。学校の授業において1つでも知ってる単語が出てくることで関心に繋がり、頭に入ってきやすいような気がする経験をしたことはありませんか?授業動画では学校の授業よりも重要なポイントを抑えたものが多いように感じるので、短時間でも重要単語を繰り返し聞くことができ無意識でも頭に残ることがメリットでした!
 ここで非常に重要なことというか、ラッキーだったことは私が乗り物酔いをしない人間だったということです!!これ結構大事なポイントですね!笑
 塾講師をしていた時に、高校生の生徒と雑談をしている時にこの勉強法について話したことがありました。その時、生徒は「私、すぐ乗り物酔いするから無理だ」と。確かにと思ってしまいましたね。そこで体調悪くなってたら意味ないですからね。

終わりに

 ここまで、「ながら勉強」について私の経験や具体的な方法についてお伝えしてきましたが、ここまで読んでくださった方には、「ながら勉強」をしてみてください!とお伝えしたいわけではなく、世の中で良いとされていない方法でも自分にあった方法に変えていくことは可能なので、自分にあった方法を見つけることが重要なんだということを理解してほしいなと思います。
 塾講師として、多くの生徒の学習相談にも答えてきたことや大学時代に薬学部の学生の様々な勉強方法を見てきたことで今の自分には多くの引き出しがあります。どんな方法が自分にあっているか分からない人や、自分に合う勉強方法が見つからなくて困っている人は、InstagramやXのDMなどでも学習相談を受け付けておりますので、ぜひメッセージください!お待ちしております!

 今後の人生で一番若い瞬間は「今」です!「今」から自分を変えましょう!

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